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テザー(USDT)がイーサリアムネットワークを圧迫
テザーのイーサリアム版移行が増加している問題で、イーサリアムネットワークを大きく圧迫する可能性が危惧されている。

テザー(USDT)がイーサリアムネットワークを圧迫

ステーブルコインのテザー(USDT)によって、イーサリアムブロックチェーンが圧迫される可能性が危惧されている。

プロジェクト立ち上げ当初、ビットコインに関連したOmniブロックチェーン上で発行されていたUSDTであるが、2019年に入り新たなブロックチェーンで発行する動きが活発化している。

2019年の中期ごろから発行が開始されたイーサリアム版のUSDTを通じて、417,000ドル近いトランザクションが発生しており、スケーラビリティを課題感とするイーサリアムのブロックチェーンにおいて大きな問題に発展する可能性がある。

通貨発行推移を示したチャートでは、テザーの総発行数41億ユニット中、Omniベースが21億1500万、ERC20が19億6千万とほぼ同水準となっており、19年の中期頃から急ピッチなイーサリアム版USDTの発行が行われている。このまま発行数がイーサリアム版で継続した場合、追い抜く勢いだ。

テザー社は9月16日にもOmniベースの4億ユニットのテザーをバーン(焼却)し、同量のテザーをERC20で発行するなど、イーサリアムへの置き換えも進めている。

イーサリアムブロックチェーン移行の背景には、取引所やウォレットなどの受け入れ体制がある。ERC20の規格は、通貨発行でスタンダードであるため、多くの取引所で受け入れ体制が整っている。その上で、トークンの検証作業の簡易性やDEXの対応なども利点にあがる。

また、最近では最大手取引所のBinanceがOminiベースのテザーの取り扱いを今後受け付けず、ERC20ベースのみを受け付けると発表するなど、受け入れ通貨を絞る取引所も出始めている。

参考 CoinMetrics